だんだんと涼しくなってきましたね。 日中は、動いていると、まだ汗をかきますが 夕暮れ時から、涼しさを感じるようになりました。
皆様は、妖怪『織り織り坊主』をご存知でしょうか? この妖怪は、げげげの鬼太郎や 妖怪ウォッチにはでてきません。 また、夏場の暑い時期もでません。
夏が終わり、秋がきて、 ちょっと寒さを感じる だいたい11月中旬ごろから出没します。
日がとっぷりと暮れて、 帰宅を急ぎ、夜道を歩いている時に、 すぅ~と、首筋に冷気を感じたら、要注意です。
決して、後ろを振り向いてはいけません。 まずは、慎重にあたりを観察しましょう。 まわりの木々が揺れている場合は、ただの風です。 妖怪ではありません。 もし、木々が揺れていないのに、冷気を感じてしまったら その場所から、動かないで立ち止まりましょう。 さらに、かすかな音を逃さないように、注意して下さいね。
そして、
「寒いじゃろ、寒いじゃろ、マフラーいらんかね 織り織り坊主のマフラーは暖かいど」
と、小さな声が聞えてきたら、 妖怪『織り織り坊主』は、すぐそばにいます。
この妖怪は、決して悪さをする妖怪ではありません。 手紡ぎ毛糸で織ったマフラーの暖かさをアピールする のん気な妖怪であります。
そして、 「寒いじゃろ、マフラーいらんかね 織り織り坊主のマフラーは暖かいど」 を3回繰り返すと、去っていきます。
もし、この妖怪に出会ってしまったら、 落ち着いて、じっとしていて下さい。 3回のセリフが終っても、まだ振り向かないで下さい。 そして、セリフが終わったあと、 1,2,3,4、、、と10まで数えて下さい。
数え終わり、ようやく振り返ってみると そこには、、 手紡ぎ手織りの軽くて柔らかいマフラーが置いてあります。 この冬は、織り織り坊主のマフラーで暖まって下さいませ。
p.s. もし、セリフの途中で、振り向いてしまったら 坊主頭のおっさんが、あなたの首筋めがけて 必死に、うちわで仰いでいる姿が見られます。 この場合、妖怪は一目散で逃げるので、 マフラーは置いていきません。
本日は、この辺で、ご勘弁を。
織り織り坊主
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